たいせつアーカイブス
大切な場所、ものに対する思いや気持ち
「たいせつアーカイブス」は思いや気持ちを、テクノロジーを使いデジタルアーカイブする活動です。様々なテクノロジーの活用方法を模索していきます。
失うとなって初めて気づく「大切」な気持ち。
大切にしている場所やものへの思い。
平安時代から使われている「大切」は「大いに切迫している・差し迫っている」こと、とても重要なことを意味します。
「大切」には「愛する」「愛おしさ」「かけがえがない」の意味もあります。
大切にすることのひとつの形として、アーカイブしていくことは
現代において喫緊の課題でもあります。
日本語特有の「大切にする」。
思いを大切にすること、あなたにとっての大切なものは何かを問います。
「残す」から「大切にする」への進化です。
たいせつアーカイブスが目指すもの
1) 身近な機材、端末で出来るデジタルアーカイブの方法を広めて、デジタルアーカイブを身近なものにする活動を行います。
2) 誰もがデジタルアーカイブできる社会を目指します。
歴史的価値・希少性に限らず個人の「大切にしたい」思いのデジタルアーカイブを応援します。
「たいせつアーカイブス」は「デジタルアーカイブ活動のためのガイドライン」に沿った活動を推進します。(抜粋)
・高品質なデジタルコンテンツが、利便性を担保した活用されやすいかたちで公開されていること。
・データを可能な限りオープンにすること。
・日本語だけではなく英語での利用条件に関する表示を行なう
・持続可能性を担保した方法でデータを管理する
はじまりと、これから
活動の発端は京都の会社「イザン」のインターンシップ生の卒業制作。彼女が挑んだのは幼い頃から何度も訪れた大好きなおばあさんのお家をデジタルのアルバムにしてプレゼントすることでした。
インターンシップの活動で学んだことを生かし、おばあさんの家を3Dモデルのバーチャルツアーにしました。
それから2年、プロジェクトとして動き出しました。
長期インターンシップメンバーを迎えて、自分たちの手で「残すべき空間や場所をアーカイブする」という活動です。
3Dスキャンでデジタルアーカイブを制作し、携わる人々の思いを取材し、記事にしました。残したい人、伝えたい人たちとの多くの出会いがありました。
最新のテクノロジーを用いて、大切にしたいという人々の思いを形にしていく。
この理念を広げていく活動として、プロジェクトは「たいせつアーカイブス」と
名前を変え、あらたなスタートを切ります。
学生を中心とした活動から 誰でも参加できる活動へ
大学生、大学院生、専門学校生らのインターンシップメンバーを随時募集しています。
これまでは京都を中心に様々な地域の学生がチームとなり、活動してきました。
「たいせつアーカイブス」は大学生、大学院生、専門学校生らのインターンシップメンバーを随時募集しています。新しいプロジェクトを立ち上げ、動かしていきたい方、学校外で将来のキャリアにつながる活動をしたい方、どなたでも大丈夫です。専門知識や技術、経験は必要ありません。
地域で活動されている様々な方、学生であれば中学生や高校生の方にも
ぜひご参加いただきたいです。シニアの方、海外にお住まいの方をはじめ多くの方に活動に加わっていただきたい、というのが私たちの願いです。
※賛同、ご協力いただける企業、団体、学校、施設の皆様もぜひお問い合わせください。
マネージャー
一倉弘毅 Hiroki Ichikura 筑波大学大学院
1999年群馬県生まれ。群馬高専専攻科から筑波大学大学院に進学し、現在博士後期課程に在学中。豚の健康管理に関するシステムの研究を筑波大学大学院で実施中。
神社仏閣や城などの歴史的な建造物をめぐり、地元の人に話を聞いたことがきっかけで「建物などの文化の継承」に課題を感じ、「歴史的な文化財をデジタルアーカイブ」するというコンセプトでNeRFやLiDARを用いた3Dスキャンをしている。
また、いっちー(icchy)という名義で3DモデリングやAR,VRアプリケーションを中心に個人開発の活動を行っている。■Twitter(X)
活動へのご支援について
これまでも多くの企業、団体、地域、個人の方に活動の趣旨へのご理解をいただいてきました。本当にありがとうございます。引き続き、「たいせつアーカイブス」へのご支援・ご協力をいただける方を募集しています。ご支援、ご協力を通じてメリットが得られるよう活動を進めてまいります。
・技術、機材、ソフトウェアのご支援 ・活動資金のご支援
・活動場所のご支援
・提携、コラボレーションのご提案もたいへんうれしいです
・デジタルアーカイブを行なうことで、広報活動にご活用いただけます
・注目を集める取り組みとしてPRできます
・ご支援を通じて、SDGs、社会貢献活動につなげていただけます
・技術を活用しているとして、積極的に広報いたします
・大学、学生への認知度向上、イメージアップを図れます
「たいせつアーカイブス」の物語
震災遺構と活用の現在
ご協力: 公益財団法人3.11メモリアルネットワーク様 2024年4月
人々の思いをつなぐ歴史ある城下町の商店街
納屋町商店街(京都市伏見区) 2023年9月
大阪市中央公会堂
大阪市北区(国指定重要文化財) 2024年4月
「生きた文化財を守る」副館長の守田さんに貴重な文化財の管理・運営のお仕事についてお話を伺いました。(協力:サントリーパブリシティサービス株式会社)
アーティスト:呼々呂 個展
滋賀県甲賀市 2023年9月
「たいせつアーカイブス、形に宿る「想いと記憶」を引き継ぐ手段として、たくさんの人に知ってほしいと感じています。
感覚を撮り留めていただき心から感謝しています。プロジェクトを応援します!」(呼々呂さん)
コラージュ作家:とのいけこーた
滋賀県甲賀市 2023年9月
「今までに世界に残された全ての上に、私達は生きています。
そして、私達が残す全てが、未来に繋がります。
たいせつアーカイブスによって、その繋がりに関われる事が光栄です。」(とのいけこーたさん)
立命館大学 尚友館
立命館大学(京都市右京区) 2023年5月
「長年写真と映像に関わり、持ち主の資産としての価値を大切にする信念を持っています。たいせつアーカイブス、すべての人の心に刺さると信じています。」(株式会社THIRTYSIX 代表 中野様)
たいせつアーカイブスよりお知らせ
ご要望・ご支援をお待ちしています
大切にしたいものがある個人、団体、企業、地域の皆様のお声を聞いて、3Dモデルの制作を行います。
撮影・制作は最低限のご予算での撮影に対応しております。補助金の活用やクラウドファンディングの実施などでできる限りご負担の小さな形での撮影ができるようにもご提案いたします。まずはお気軽にご相談ください。
国連主催”IGF2023・IGFVillage”に出展!
2023年10月に京都で開催される国連主催の重要な会議「IGF 京都2023」で設置される企業や団体がインターネット関連の活動を展示・紹介する「IGF Village」に出展。プロジェクトの取組み内容を国内外に発信しました。
IGFとは?
「IGF(インターネット・ガバナンス・フォーラム)は、インターネットに関するあらゆる課題について、国連主催のもと、多様な関係者が対等な立場で対話を行うインターネット政策の分野で最も重要な会議の1つです。2006年の第1回会合以降毎年開催されており、第18回目となる本会合が京都で開催されます。」(IGF京都2023 Webサイトより引用)
※ロゴマークは総務省より承認を得て使用しております。
会期:2023年10月8日(日)~12日(木)
会場:国立京都国際会館(京都市)
主催:国際連合
メディア掲載、お知らせ
●2023.12.06 さばえSDGsグローカルクラブに入会しました。
SDGsにつながる取り組みとして引き続き活動を進めてまいります。
https://www.sabae-sdgs.jp/news/1705/
●2023.11.22 京都新聞夕刊にプロジェクトのことを掲載いただきました。
「誰かの大切な場所 3Dで残したい/京の学生ら デジタル空間に映像で再現」
SDGsに取り組みます
重視する目標
【4】参加する学生やメンバーのキャリア教育につながる場とします
【5】性別に関係なく責任ある重要なテーマに取り組みます
【8】多様な働き方、取り組み方が実現できる仕組みをつくります
【11】地域社会にも目を向け、「大切に」を合言葉に地域の魅力を発信するように取り組みます
【15】ペーパレスでの活動に取り組み環境の保全にも配慮します
※「さばえSDGsグローカルクラブ」メンバーです。
「たいせつアーカイブス」は地球温暖化対策に配慮した活動を行います
「COOL CHOICE」は、CO₂などの温室効果ガスの排出量削減のために、脱炭素社会づくりに貢献する「製品への買換え」、「サービスの利用」、「ライフスタイルの選択」など、日々の生活の中で、あらゆる「賢い選択」をしていこうという取組です。(環境省「COOL CHOICE」サイトより)
株式会社イザンはこの取り組みに賛同しています。「賢い選択」を配慮した活動をこころがけます。
ご協力・ご支援いただく企業様・団体様
プロジェクト note
プロジェクトの活動を綴ったブログ記事(note)です。
2024/1/17
2024/1/9
2023/12/8
2023/12/7
2023/10/7
お問合せ
たいせつアーカイブスへのお問合せはこちらから。
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